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| 慢性胃炎は、胃の粘膜に起こった慢性の炎症状態をいいますが、この考え方については、古くからいろいろな説があります。 |
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@ 古くから臨床的に慢性炎といわれてきた病気は、長期にわたって不定な胃症状が続き、時には憎悪を繰り返し、X線検査などを行っても特別な変化が発見できない病態を指していました。これは正確な診断ではありませんが、一応通用していませたが今はどうなのでしょう。
A 胃の内視鏡検査の進歩に伴って、慢性胃炎の考え方に新しい展開がみられました。最初は胃鏡、次いで胃カメラ、さらに胃ファイバースコープが開発され、胃粘膜を詳細に観察できるようになり、これにより、表層性胃炎、委縮性胃炎、肥厚性胃炎に分類されるようになりました。
その後胃ファイバースコープで観察しながら、胃の組織の一部を採取し、顕微鏡で見て診断する方法、すなわち胃生検法が開発され、これにより肥厚性胃炎は炎症性変化というよりは機能的な異常ということで、胃の組織の変化からは除外されました。そこで胃の組織学的所見から見て、胃炎は表層性胃炎と委縮性胃炎の二型に分類されるようになりました。しかし表層性胃炎は、むしろ急性胃炎に相当するもので、本当の意味の慢性胃炎は委縮性胃炎であるという考え方に変化しました。これが慢性胃炎の本態ということになるでしょう。
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