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ヘモクロマトーゼ
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 からだの中に、鉄が異常に多量にたまる病気を、ヘモクロマトーゼといいます。この鉄は、肝臓にのみたまるのではなく、全身の諸臓器、たとえば膵臓、胃、腸、皮膚、リンパ節、脾臓などにもたまりますので、この病気は、全身疾患といえます。原因は、先天的に鉄の吸収が多過ぎるために起こるという説と、後天的に鉄をたくさん取り過ぎるために起こるという説とがあって、いずれとも決定していないようです。かかりやすいのは、中年の男子です。いずれにしても、鉄は一度体内に入るとそのままでは、ほとんど外に排出されませんので、このような蓄積症が起こるのです。
 
● 症状
 初期の症状は、皮膚がしだいに黒ずみ、特に日光の当たらないような部位の皮膚が黒ずんできます。しかし比較的ゆるやかな変化ですから、気づかないことも多いものです。
 膵臓に鉄が沈着すると、糖尿病を合併し、のどが渇いて尿量が増し、倦怠感が強くなって、しだいにやせてきます。また、性欲減退もみられるようになります。
 病気が進行すると、腹痛、腹水、むくみなど、肝硬変のときにみられると同様の多くの症状が出てきます。これらの症状がしだいに強くなると、ついには吐血、肝性昏睡などで死亡します。また、肝臓がんを合併して死亡することも少なくありません。
 症状の似ている病気には、ふつうの糖尿病、肝硬変、皮膚の黒くなるアジソン病、胃がんなどがあります。

 
 

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