肝臓の病気 管内胆汁うっ血性黄だん

体質性黄だん


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管内胆汁うっ血性黄だん
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 薬剤によって起こる中毒性肝炎のときによくみられる黄だんです。血清中の直接ビリルビン、アルカリホスファターゼ、コレステロールが増加して、胆外胆管の機械的閉塞による閉塞性黄だんに似た症状や検査成績がみられますが、胆管に胆石やがんなどによる機械的閉塞は認められません。胆汁うっ帯の原因となる部位は、胆細胞から毛細胆管に出る最初の部分か、毛細胆管からグリソン鞘の小さな胆管に移行するまでの細胆管にあると考えられています。ある物体によって胆管がつまってしまったというよりは、むしろ胆汁排出の働きがこの部分で障害されているために起こるといわれています。したがって、この種の黄だんは手術ではなおすことはできませんが、副腎皮質ステロイドがよく効くようです。

 ● 体質性黄だん
 幼少期ないし青年期から、軽い黄だんが時々現れては消失するものです。ときに黄だんとともにだるさを感じることがありますが、そのほかには目立った症状はありません。
 これには血清中の直接ビリルビンが増加して、肝臓の色素のために黒色を示すドビン・ジョンソン症候群、黒色肝とならないローター型、血清中に間接ビリルビンが増加するが、溶血が起こらないジルベール病があります。生まれたばかりの子供にみられるものとしては、クリグラー・ナジャール症候群があり、これは多くの場合、脳症状もあらわれて1年以内に死亡しますが、遺伝性の病気で、きわめてまれな病気ですから、一般の人はあまり心配する必要はないようです。
 これらの大人の体質性黄だんは、よく慢性肝炎と診断されて、長期間薬剤を服用したり、安静を取ったりしている人がいますが、治療は特に必要としない病気のようです。同じ家族内、特に兄弟姉妹にみられることがあり、遺伝性のものと考えられています。

 
 

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