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肝臓の働き
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 肝臓は門脈から肝動脈からはいった血液が、肝静脈から出ていく間に、きわめて広範囲な、しかも複雑な仕事を行っています。この肝臓の働きには、どのように近代化された化学工場でも遠く及ぶことができないでしょう。この複雑な肝臓の働きを整理すると、@代謝機能、A排泄機能、B解毒機能、Cその他の機能に大別できます。
 
● 代謝機能
 体内、特に腸から吸収されて門脈から肝臓に入った栄養分は、からだの成分として貯蔵され、あるいは分解、または合成などいろいろの化学変化を受けて、エネルギー源となったり、腸管や尿道に排泄されたりします。この化学変化を推進するために、肝細胞の中には極めて多種類の酵素が含まれています。
 糖質の代謝は、腸で吸収されたブドウ糖などの単糖類が、肝臓内で分解されてエネルギー源となり、またグリコーゲンに合成されて蓄えられ、必要に応じて分解されて再びブドウ糖となり体内で利用されます。
 タンパク質はアミノ酸まで分解されて小腸から吸収されますが、肝臓では再びタンパク質に合成しています。タンパク質はからだの組織を構成しているもので、欠くことのできない重要な栄養素です。一部は分解して尿素となり、尿中に排泄されます。 脂肪はからだの脂肪組織として蓄えられていますが、脂肪酸として肝臓に運ばれ、エステル化されて送り出されるか、リン脂質やコレステロールに合成されます。

 
 

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