動脈硬化症の原因 脂肪

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動脈硬化症の原因
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 動脈硬化の原因はいろいろあり、現在のところ、そのすべてが明らかにされているわけではありませんが、最も広く研究されているのが脂肪との関係です。
 ● 脂肪
 脂肪が動脈硬化の成り立ちに最も密接な関係を持っているということの、第一の理由は、硬化している動脈には脂肪が沈着していることです。
 また脂肪を多く取る民族ほど、動脈硬化疾患が多くみられます。たとえば脂肪摂取量の多い欧米人では、摂取量の少ない未開発国の民族に比べて、心筋梗塞で死亡する率がたいへん高くなっています。
 また、動脈硬化症の疾患をもつ患者の血液には、脂肪成分が他の人に比べると多いようです。
 食糧事情の悪化した第二次大戦中は動脈硬化症疾患の死亡率が減り、戦後の食糧事情の好転とともに増加したことも、脂肪が動脈硬化に関係していることを物語っています。
 このように脂肪は、動脈硬化に深い関係がありますが、血液の脂肪分のうち特に動脈硬化につながると考えられているのが、コレステロールと中性脂肪です。血清コレステロールが170〜190r%以上の場合は異常とされています。
 血液の脂肪分が異常に高い場合、脂肪そのものが動脈の壁に入って動脈を傷害し、硬化を起こすと考えられています。また脂肪は血清の粘度を高め、血管内の血液に支障を与えたり、血液を固まりやすくして血栓の危険を増すこともあります。
 一般に動物性脂肪を多く取る民族に、動脈硬化症疾患で死亡する率が高いといわれています。
 ストレスの状態では、血液中のコレステロールが増加しますし、血液は固まりやすくなります。動物園のサルは、野生のサルに比べて動脈硬化が強いという実験報告もあり、ストレスが血液の脂肪分を増やして動脈硬化を招く原因の一つであることが証明されています。

 

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