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精神状態と血圧
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 怒り、心痛、悩み、驚きといった感情中枢の興奮は血圧を上昇させます。この昇圧反応には個人差が著しく、ある人にとっては致命的な昇圧反応を起こすのに、ある人は何の反応も示さないということもあります。
高血圧と関係が深いのは、持続的な悩み、いつまでも心に引っかかって解決しない心痛です。訴訟や家庭内のトラブルなどがその代表的なものです。
 
 ● 気温と血圧
 気温は、血圧に著しい影響を及ぼします。高血圧患者の血圧は一般に夏に低く、冬季に高くなります。また、その日その日の気温とも密接な関係が見られます。
 潜在高血圧の発見に使われるものに寒冷昇圧試験があります。これは摂氏40℃の水に一方の手を手首まで1分間入れ、その前後の血圧を毎分測定するものですが、正常の場合は、最高血圧が約30_上昇し、高血圧の遺伝負荷のある人は、約50_以上あがります。
 このように手首を冷やしただけで血圧が上がるのですから、全身が寒さにふれる場合は、著しく血圧が上昇することになります。
 
 ● 運動と血圧
 運動も血圧に大きく影響します。血圧と血流との間には、血流が増えると血圧も上がるという比例関係があります。これからすると、運動をすると血流が盛んになりますから、血圧もそれに比例して上がるはずです。しかし、実際には、運動時には末梢血管が拡張して血流抵抗が減少するため、そのわりにはあがりません。それでも、はげしい運動をするほど、心臓から出ていく血液量が多くなるので、それにしたがって血圧も高くなります。寒中水泳や冬山の登山などの最中は、寒さも加わるため、人により最高血圧は280_にもなります。
 運動によって血圧が上昇しても、健康な人なら、暖かいところで安静をとると、5〜15分のうちに正常値に復します。しかし、高血圧の人は、さらに長い時間がたたないと運動前の血圧値に戻りません。
 

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