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血小板の異状
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 血小板は骨髄巨核球からできる、直径2ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリメートル)の円盤状の血球です。血液1立方ミリメートル中に約20万個含まれています。そして、血管損傷部から出る特殊な物質や露出した抗原線維の作用で、その部分に粘着し、かつ互いにくっつき合って、かたまりをつくります。
それと同時に、血小板の粘着や凝集、および血液の凝固を促進します。
 したがって、血小板の数が著しく減少したり、機能がひどく障害されると、出血傾向を伴います。この場合、いろいろな形の出血がみられますが、皮下、または粘膜下に多数出現する点状出血斑が特徴的です。
 
 ● 紫斑病
 大きな血管が切れると、出血は簡単に止まりませんが、小さな血管が破れたときは、正常な人なら、数分内に自然に止血します。まず、流れ出る血流の中から止血に必要な血小板が血管の破れた個所に集まって固まり(血小板血栓という)、出血をある程度くいとめ、次いで、血小板血栓を中心として血液全体が固まります(血液凝固という)。 この血液のかたまりを血餅といいますが、血餅は時間がたつとしだいに縮んでかたくなります。この際、血管の破れた端も引き寄せられます。これで、一応、破れた血管の修復ができたことになります。
 ところが、血小板が減少したり、変質した場合、あるいは、血液凝固に関する物質のいずれかが欠乏した場合は、血管損傷部の修復に手間取り、出血がなかなか止まりません。また、血管壁に異常がある場合も出血が容易に止まらず、時には、自然に出血することがあります。このように、出血の止まりにくい状態や、自然に出血するような状態をひっくるめて、出血性素因といいます。
 紫斑病というのは、単一の病気の名ではなく、この出血性素因のために、皮膚や粘膜に紫斑(赤あるいは赤紫、青紫の出血斑)のあらわれる病気を総括した名称です。


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