肺真菌症 カビ

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 生命活動の一つの単位はからだの細胞ですが、この細胞が活動する上で絶対に欠かせないのが酸素です。各種の臓器がそれぞれ固有の働きをし、心臓や手足の筋肉が動き、からだ全体の新陳代謝が行われるためには、血流で絶えず酸素がからだのあらゆる細胞に運ばれ、また、化学反応の結果生じる炭酸ガスが血流によって運び去らなければなりません。健康はこうして保たれるわけです。
 血液の中に酸素を送り込み、不要の炭酸ガスを除去する器官、これが呼吸器で、気管と肺に大別されます。

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肺真菌症
 真菌(カビ)にはいろいろな種類があって、人体内で増殖して病気を起こすことがあります。肺真菌症は、真菌が肺に感染して起こる病気です。
 ひとくちに肺真菌症といっても真菌の種類により、いろいろのものがあります。日本で見られるものは、放線菌症、ノカルジア症、アスペルギルス症、カンジダ症、クリプトコックス症、ムコール症などです。
 真菌は、もともと病気を起こす力は弱いので、ふつうの人は感染してもなかなか病気になりませんが、重い病気の末期、また副腎皮膚ホルモン剤や抗がん剤の使用で体の抵抗力が落ちると、肺についた筋が病気を起こし、さらにいろいろな臓器に広がり、急性の経過をとって死亡することがあるそうです。
 いっぽう、肺に局所的な弱点はあるが、全身的に抵抗力が低下していない患者さん、たとえば、肺結核や肺化膿症後の空洞、あるいはいろいろな原因による気管支拡張を持った患者さんでは、真菌がその局所については発育しますが、全身的には広がらないため、慢性の経過をとり、生命に危険はありません。
 この病気は、青壮年の男性に多くみられます。


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