突き目 匐行性角膜潰瘍

ブドウ球菌 肺炎双球菌

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突き目(匐行性角膜潰瘍)
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 角膜のちょっとした外傷でも、そこに細菌がつくと潰瘍が生じ、角膜が化膿して、前房内にうみがたまります。このような状態を匐行性角膜潰瘍といいます。
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外傷の原因には、草の葉、イネや麦の穂、木の小枝などで突いた場合などがありますので、つき目の別名があります。しかし実際にはごみが角膜に刺さったあとに残ることが多いようです。慢性涙嚢炎のある目では病原菌が常駐しているために特に起こりやすいことが分かっています。
なお病原菌は、ブドウ球菌、肺炎双球菌、緑膿菌のことが多く、ことに緑膿菌や真菌の感染による場合は重症となります。
 
症状
 外傷後、または角膜にごみが刺さってから数時間ないし一日たって、目がごろごろしてまぶしくなり、涙が出て、角膜のまわりが充血してきます。この時期に適切な処置を受けますと、大事に至らずに済みます。しかし放置したり、処置が適切でなかったりすると、1〜2日たって痛みが加わり、ごろごろする感じ、流涙、まぶしさが一層ひどくなり、目をあけることもできないほどになります。
 最初は、角膜の傷ついたところや、異物が刺さったところに、濁りがあらわれますが、その濁りはしだいに広がり、角膜の全面、全層におよびます。さらに化膿性の虹彩炎をおこすために角膜後方のすき間(前房)が濁り、前房の下方にうみがたまります。
 なおった後も、角膜に濁りが残ります。潰瘍があまり進まなかったときは、濁りも限局しているので、濁りがひとみの中心部に残らなければ、視力もそれほど障害されません。しかし潰瘍が進んで角膜の全面に濁りが残った場合は、視力が著しく低下します。
 
治療
 この病気では、なおっても視力が悪くなる場合がほとんどですから、かからないように予防することが第一です。まずごみが目に入ったら、こすらずに目を閉じて涙で流したり、水で目を洗ったりします。しかし異物感が残るようなときには、早期に専門医の診察を受ける必要があります。特に夏から秋ぐらいにかけて、この病気が起こると、2〜3日で失明するほど危険な状態になることがあるそうですので注意が必要です。
 治療としては、角膜異物があれば、それを除去し、抗生物質の内服や点眼をじゅうぶんに行います。病状が落ち着いたら、角膜に残った濁りに対して角膜移植術、コンタクトレンズ装用、偽眼の装用などを行って視力の回復、美容的な面での改善をはかります。いずれにしても病状の進行が非常に早く、しかも重い病気の一つですから、入院して治療する必要があるそうです。
 
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