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● 角膜炎の分類
角膜炎には、角膜の表層に炎症がおこるものと、角膜の深層(実質)に炎症の起こるものとがあります。
角膜の表層に起こる病気
角膜の表層に起こる病気には、表在性点状角膜炎、表在性ぴまん性角膜炎、糸状角膜炎、樹枝状角膜炎などがあります。 |
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@ 表在性点状角膜炎は、流行性角結膜炎の経過中に起こりやすい病気です。流行性角結膜炎が発病してから1〜2週間後の強い結膜炎の症状が軽くなってきたころ、十数個ぐらいの薄い小さな点状の濁りが、角膜の中央部の表層に出てくる病気です。
A 表在性ぴまん性角膜炎は、おもにカタル性結膜炎、トラコーマ、ビタミンB12の欠乏、ときに涙液分泌不足などから起こります。角膜の表層に細かい点状の濁りがあらわれます。
B 糸状角膜炎は、外傷、角膜ヘルペス(角膜に小水泡が群がってできるもの)、流行性角結膜炎などのときに起こりやすく、角膜の表面に細かい灰色の糸状物が付着していて、その一端は遊離しています。
C 樹枝状角膜炎(角膜ヘルペス)は、ヘルペスというウイルスによって起こり、角膜の表層に点状の濁りや、小さな水泡ができて連なり、木の枝のような濁りとなります。
D そのほかに兎眼(眼球がいつも露出している状態で、眼球突出や眼瞼外反症のために起こりやすい病気)のときや、三叉神経の第一枝にまひが起こった場合などに起こる表在性の角膜炎もあります。
角膜の深層に起こる病気
角膜の深層(実質)に起こる代表的な病気には、梅毒から起こる梅毒性角膜実質炎と、結核による結核性角膜実質炎とがあります。
梅毒性角膜実質炎や、結核性角膜実質炎では、異物感やまぶしさが強く、多量に涙が出る病気ですが、結核性角膜実質炎の方が症状としては軽いものです。しかしこれらのいずれの病気も、炎症が高度になると虹彩炎や虹彩毛様体炎などを併発してきますが、その場合は、その後の経過はあまり良くないようです。
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