|
| トラコーマに似た症状や所見があっても確定的診断がつかないときは、疑似トラコーマと呼んで区別しているようです。トラコーマの原因は、プロバツェック小体(クラミジア)といわれるトラコーマウイルスの感染によるといわれています。これは眼瞼結膜の表面をこすって取った結膜上皮の標本を顕微鏡で検査してプロバツェック小体を確かめます。 |
 |
症状
急性に発病して、慢性型に移行すると考えられています。感染初期の症状は、ふつうの急性結膜炎と変わりありませんが、少し経過すると眼瞼結膜にぶつぶつ(濾胞)ができ、急性濾胞性結膜炎の型となり、やがて症状がやや軽くなる慢性期に入ります。この慢性期以後がトラコーマとしてのはっきりした症状がみられるわけで、結膜の混濁、濾胞の形成、結膜の瘢痕、角膜にまわりから血管の侵入してくるパンヌスなどがみられます。
トラコーマの経過は長く、再感染を繰り返しながら、その多くは数年ないし十数年間続き、徐々に進行し、やがて瘢痕化してなおります。トラコーマの重症度、経過にしたがって、さかさまつ毛(睫毛乱生や眼瞼内反)、眼瞼下垂、眼裂縮小、結膜乾燥、角膜混濁、角膜潰瘍など多くの合併症がおこりますが、これらの病気はトラコーマがなおった後にも残ります。
治療
トラコーマの治療は、抗生物質のうちでテトラサイクリン系の薬が最も有効とされ、この点眼薬や軟膏によって治療します。またテトラサイクリン系の薬やサルファ剤などの内服も効果があります。ぶつぶつ(濾胞)が著しく大きいものはこすったり圧出したりして、つぶす手術をすることもあるそうです。
スポンサードリンク
|
|