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目の病気−目のしくみ
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 目とは、眼球とこれに付属する視神経を含めたものです。これに眼球を保護し、その働きをたすける付属器をあわせたものを視覚器といいます。
 ● 眼球
 眼球はおとなでは直径約24ミリ、重さ7.5cぐらいの小さな球形の臓器で、次のような部分からできています。
 
強膜
 眼球のいちばん外側の壁をつくっている白眼の強靭な膜です。
次の角膜とともに眼球の形を一定に保っています。
 角膜
 強膜に接続している膜です。眼球のいちばん前面にあって外界に露出し、透明で時計のガラスのような形をしています。
 
脈絡膜
 眼球の中間層の壁をつくっているメラニン色素に富む黒色の膜で、たくさんの血管が分布しています。またこの膜は、ブドウの皮のような色や形をしているので、ぶどう膜とも呼ばれ、瞳孔以外からくる無用の光線をさえぎるとともに、眼球の栄養もつかさどっています。
 
毛様体
 脈絡線の前方に接続する輪状の部分です。ここにある筋が収縮するとレンズ(水晶体)の形が変わって、見ようとするものにピントを合わせます。
 
虹彩
 毛様体の前側で接続して、水晶体をおおう膜です。入射する光の強さに応じて反射的に伸縮して、中央の瞳孔を開閉します。
 虹彩の色が人種によって違うのは、そこに含まれる色素の量によります。日本人では色素が多いので黒褐色ですが、白人は色素が少ないので青色、または黄色に見えます。
 
瞳孔(ひとみ)
 虹彩の中央に開いている円形のあなが瞳孔です。瞳孔は眼球壁内への光の入り口であり、虹彩の伸び縮みにより縮小したり拡大したりします。
 
網膜
 網膜は脈絡膜に密着して、眼球のいちばん内側をおおっている薄い透明な膜です。この膜の外層には光や色を感じる視細胞が分布しています。網膜から出る神経線維は眼球後部に集まって視神経を形成し、眼窩、視神経管をとおって脳に達します。この網膜のうちで眼球後極部の視線と交わるあたりを黄斑といいます。これと反対に、網膜から視神経が眼球外へ出る部分には視細胞が全くなく、視神経乳頭と呼ばれています。
 
視神経
 眼球後方から脳の視覚中枢まで伸びる神経の束が視神経です。左右の眼から出た視神経の一部は脳に入るまでに左右が交差します。

 ● 眼球付属器
 眼球付属器にはまぶた(眼瞼)、結膜、眼筋、眼窩筋膜、涙器、眼窩脂肪、骨膜、まつ毛(睫毛)などがあります。
 まぶたは上下に分かれ、その開閉で角膜が見え隠れします。まぶたのまわりにはまつ毛が列生していて、まぶたとともに眼球の前面を保護しています。まぶたの裏面をおおった眼瞼結膜は、後方で反転して強膜の前方をおおう球結膜となり、角膜に連なっています。
 眼球の運動をつかさどる外眼筋には、上直筋、下直筋、内直筋、外直筋、上斜筋、下斜筋があって、眼球をいろいろの方向に動かします。
 涙器には涙線と涙道があって、涙液(涙)は、涙線から上結膜円蓋部に出て、結膜、角膜を潤し、上下の涙点から涙道に吸い込まれ、涙脳を経て下鼻道に流れます。

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