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耳真菌症
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 外耳道節(外耳炎)が外耳道の入り口の病気であるのに対し、耳真菌症は、外耳道の奥や鼓膜の表面に起こる病気です。

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 原因は真菌の寄生です。真菌はキノコやカビ、酵母の類で、特に日本酒やみそ、しょうゆの醸造に必要なこうじかびの仲間がこの病気の最大の原因となっています。このほか、酵母の一種であるカンジダで起こることもあります。カビは暖かくて湿度の高いところによくはえるので、日本ではこの病気は欧米の数倍も発見されます。
 症状
 症状で最も多いのは、大きく厚い耳垢のようなものができることです。一度取っても、1〜2か月、ひどい時には2週間ぐらいでまた同じようなものができます。一見普通の耳垢の大きなもののように見えますが、真菌の影響によってできた特別な膜状物です。
 第二の症状は、耳の中がふさがった感じ(耳閉感)と軽い難聴です。これは、外耳道の深部から鼓膜の表面にかけてできる膜状物によって鼓膜がすっかり覆われてしまうために起こる症状です。
 第三の症状は、かゆみ、痛み(急性中耳炎や外耳道節の痛みよりは軽い)、耳だれです。寄生している真菌が軽く刺激したときにはかゆみを、強く刺激したときには痛みを感じます。真菌が皮膚の血管を刺激して、血清や白血球が染み出したものが耳だれです。
 
診断
 正確な診断は専門医でないとできませんが、素人でも、大まかに分かることがあります。耳から出た大きな耳垢(膜状物)の表や裏を、度の強い虫メガネや、あるいは、小・中学校で使うような顕微鏡で見て、くもの巣のような菌糸があったら、耳真菌症の疑いが濃厚です。しかし、たとえば膜状が耳だれでぬれていると、菌糸があっても見えないので、この方法に頼るわけにはいきません。いずれにしても、専門医の診断を受けなければなりませんが、比較的見逃されやすい病気ですので、耳真菌症の疑いがあれば、「カビによる病気ではないでしょうか」と医師に一言いった方が良いようです。

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