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主として内耳の前庭(耳石器)や三半規管がこれらの刺激を受けて起こりますが、視覚、嗅覚なども関係しているといわれています。
生まれつき乗物に酔いやすい人でも、平素からの訓練と適当な予防薬で大部分が予防できます。
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頭部外傷や脳炎などのよって、後天的に酔いやすくなった場合は訓練しても効果がないことが多いので、長時間、乗物に揺られる必要があるときには、睡眠剤などを使って眠らせたまま移動させなければならないこともあるようです。子供や婦人の場合では精神的暗示だけで酔わなくなることもありますが、一般に旅行前に心身の状態を良好に調整しておくことが最善の予防策と言えるでしょう。
自動車やスポーツ事故の増加に伴い内耳の損傷も増える傾向にあります。軽いものは、いわゆる内耳震盪症といわれ、受傷直後にはげしいめまいと耳鳴り、難聴が起こりますが、比較的短期間に回復し、後遺症もほとんど残りません。
同じような症状でも、内耳の血管が破れて出血したり、感覚細胞がおかされたりした時には、回復が遅く、耳鳴りや難聴(多くは片側)、軽い平衡失調が後遺症として残ることがあるようです。さらにはげしい衝撃を受けると、内耳の周囲の骨が折れるだけでなく、重い頭蓋底骨折の症状や中耳、鼓膜の損傷も合併するようですので、治療には脳外科と耳鼻科医が協力してあたっています。
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