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● 腎杯・腎盂 腎実質でつくられた尿は、腎集合管という細い管の束でできた腎乳頭から腎杯に排出されます。 腎杯は、5〜10個あり、これらはすべて、腎盂という腎杯より大きいじょうご状のところへ流れ込みます。このじょうご状の細くなった部分は腎臓のちょうど外側にあり、ここから尿管につながっています。腎杯や腎盂の内腔表面は粘膜でおおわれています。 ● 尿管 脊柱の両側を下行して、骨盤内に入り、膀胱の基底部で膀胱壁を斜めに貫いて膀胱内に開口しており、この部分を尿管口といいます。尿管の長さは27〜30aで、管の外側は筋層、内側は薄い粘膜でおおわれています。 尿は水道管を水が通るように尿管を連続的に流れるのではなく、尿管の周期的な、だいたい1分間に1〜5回ぐらいのぜん動運動によって、尿管口方膀胱内へ噴出されます。尿管口はバルブのような構造をしているので、排尿のとき膀胱が収縮しても、膀胱内の尿が尿管へ逆流することはありません。 ● 膀胱 尿を一時的にためておき、一定量に達したときに排出させる働きをするのが膀胱です。内腔表面は粘膜で覆われ、外側は平滑筋という厚い不随意筋層でできています。からのときはしぼんでおり、尿がたまるにつれてふくらみ、およそ300ミリリットルもたまると尿意を起こします。 膀胱が尿道に連なる部分を膀胱頸部、あるいは内尿道口といいますが、この部分の筋層は、膀胱が収縮するときには、反対に開くような仕組みになっていて尿を尿道へ送り出します。膀胱は尿がたまるにしたがってふくれて筋は緊張します。一定限度以上筋が緊張すると、この刺激は大脳に伝わって、尿意として感じられることになります。 膀胱筋の収縮で始まる排尿という運動は、もともと反射運動で、その反射中枢は仙髄にあります。不随意運動ですが、これは大脳の働きで抑制することができるわけです。一種の条件反射運動といえるもので、意思によってこの不随意の排尿運動がコントロールできるようになるのは、だいたい1歳半から2歳ごろです。 ● 尿道 男性では、後部尿道と前部尿道に区別され、この境目のところに、尿道括約筋があって、尿が不随意に漏出するのを防ぐ仕掛けの一つになっています。前部尿道は、陰茎部に相当する部分をいいます。 女性の尿道は、男性の前部尿道に相当する部分がなく、尿の出口である外尿道口のすぐ奥が尿道括約筋になっています。 尚、男性の尿道は精液を通す役目も兼ねています。 |
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