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| 患者にとって最も深刻な悩みは痛みです。そのため、昔は副作用も恐れずステロイド剤を使用して、モヒ中毒のようになる人もありました。慢性関節リウマチの痛みの大部分は炎症の結果ですから、ステロイド剤で軽快しますが、これは上策とは言えません。 |
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大切なことは現在の痛みの様子をよく観察し、下表に示したどれに近いか、どれとどれとの組み合わせによるかを確かめてから対策を立てることです。
表に示した自発痛と圧痛とは、一般に急性炎症はつきものです。慢性関節リウマチの極期にはかなり強烈な炎症も起こるので、これらの性質を示す痛みもあらわれますが、極期はそれほど長く続かないので、むしろ運動痛や荷重痛が主となります。
運動痛や荷重痛にも炎症が関与していますが、主因となっているのは血行不良、関節可動域の制限、関節面不適合などですから、強烈な消炎剤であるステロイド剤を使っても、痛みは完全にとれず、逆にステロイド剤の副作用があらわれてきます。
● 慢性関節リウマチの痛み
| 痛み |
痛み方 |
おもな対策 |
| 自発痛 |
じっとしていても痛む |
固定、保温、消炎剤、関節内洗浄と注射、鎮痛剤 |
| 圧痛 |
圧したり、刺激すると痛む |
保温、消炎剤、固定、関節内注射 |
| 運動痛 |
じっとしていては痛まず、動かすと痛む |
毎日関節運動、温泉、温浴、温熱運動、血管剤 |
| 荷重痛 |
体重がかかると痛む(下肢) |
装具、ブーツ、筋力強化 |
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