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自己抗体と自己免疫
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 アレルギー性の病気には、必ず特別な抗体がみられますが、膠原病の場合にも、いくつかの抗体が見いだされます。これらの抗体のうち、ASL=O以外は、すべて自分のからだの成分、もしくはからだの生きている細胞に対する抗体です。
 このような抗体を自己(自家)抗体といい、それらによって起こるいろいろな現象を自己(自家)アレルギーと呼びます。つまり膠原病は、自己アレルギーまたは自己免疫による病気ということになるわけです。

 ところで、免疫というのは、本来、自分のからだの一部でないもの(抗原)が体内に入ってきた時に、これを排除する仕組みです。たとえば、はしかウイルスがからだに入ってくると、これを殺して排除する抗体がつくられ、一生はしかにかからなくなるのは免疫によるものです。
 種痘などの予防接種も、この原理を利用して人工的に免疫を獲得させようとするものです。

 こうした免疫反応のうち、生体に不利益を与えるものをアレルギーといいます。ペニシリンを注射して、体内でこれに対する抗体がつくられると、次にペニシリンを注射したとき、ペニシリンアレルギーによるショックが起こるのもその一例です。しかし、これらの免疫現象は、すべて人体にとっては異種のものに対して起こります。ところが膠原病では、本来、自分のからだの一部であるものに対して抗体がつくられるわけです。排除される抗体が、からだにとって必要な物質、もしくはその一部なのですから、不思議でもあり、また問題は深刻です。

 
 


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