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急性非リウマチ性心内膜炎
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 初期の症状や所見はリウマチ性心内膜炎とほとんど同じで、診断の難しい病気です。
 肺炎、髄膜炎、流感などの重い急性熱性疾患の末期や血管疾患、悪性腫瘍などで、からだが弱っているときに起こりやすく、予後も悪いことが多いようです。
 即刻入院し、原因の病気の治療をしますが、悪性腫瘍の時などは治療できないこともあるそうです。

 ● 急性細菌性心内膜炎
 細菌が血液に入って病巣で急激に増え、いわゆる菌血症を起こし心臓の弁膜をおかす病気です。ふつう急性の局所感染に続いて起こり、多くは化膿菌によるものです。
 症状は原因菌によって多少違いがありますが、だいたいは敗血症の場合と同じ症状が主で、急に高熱が出て、熱の上がり下がりが激しく、しばしば悪寒を伴います。動悸が激しく、心雑音もひどく、突然、脈が速くなり、不整脈もあらわれます。また、血圧も下がります。
 一種の急性敗血症ですから必ず入院し、早期に適切な治療を受けないと1カ月以内に死亡するそうです。医者は血液培養によって原因菌を突き止め、その菌に対する抗生物質を選んで投与し、同時に心臓などの対処法を行っていくようです。

 ● 亜急性細菌性心内膜炎
 別の名を遷延性心内膜炎とも言われるなおりにくい、長く続く病気です。ペニシリンなど各種の抗生剤の進歩で死亡は昔より減ってきました。急性細菌性心内膜炎とは別個の病気で、急性型が亜急性型に移行することはまずないといってよいようです。
 亜急性細菌性心内膜炎の原因菌は、80%近くは口腔に常在する緑連菌という弱毒菌が血液中に侵入して起こります。抜歯など歯科的手術のとき、原因菌が血液内に侵入して起こる例が多く、流産、外科的手術の時にも起こることがあるようです。
 
● 症状
 症状も経過も、ともにゆっくりとあらわれます。自覚症状も初期には微熱、全身のだるさ、軽い関節痛程度で、かぜに似ています。しかし、症状が進むと、貧血のために顔色が蒼白になり、38度くらいの弛張熱(体温の日差が1度以上の熱)があらわれ、時には悪寒とともに高熱を発し、呼吸困難を起こすことがあります。また、皮膚や粘膜に赤い出血斑が出たり、オスラーの疼痛点と呼ばれる疼痛性の小結節が指先にあらわれたりします。
 この病気は心臓になんらかの過重負担があったり、リウマチ性心臓弁膜症などの心臓疾患のある人に起こりやすいために、心悸亢進などの心臓病の症状を伴うことも少なくありません。また、心臓弁膜症のあるときに、前記のような発熱が見られたら、病院に行き、専門医に診てもらう必要があります。
 
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