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膵臓の病気

 膵臓は左上腹部、腹腔の後ろの方にある、長さ14〜18a、幅5a、厚さのきわめて薄い虫のような形をした臓器です。これはふつう、右から左に、頭部(十二指腸に接する部分)、体部、尾部に分けられます。

 ● 膵管
 膵臓の中には、そこでつくられた消化液(膵液)を排出するための膵管が、ほとんど全体にわたって通っています。これはしだいに太い管となり、主膵管と副膵管として十二指腸内に開きます。主膵管は、肝臓から胆汁を排出する役目の総胆管と一緒になって共通管を作り、十二指腸に開きます。

 ● 分泌組織
 膵臓を顕微鏡で調べてみると、二つの異なった部分が入り混じっています。

 その一つは、細胞が一つの線腔を囲んでいる部分で、その細胞を腺細胞といい、おもに消化液(膵液)を作っています。その細胞の中には、消化酵素のもとのなるチモーゲン顆粒という部分があります。

 もう一つは、細胞の集合が島のように見える部分で、膵臓の全体にわたって散在しています。これはランゲルハンス島(膵島)といわれる部分で、体内の糖分の代謝調節に大切な働きをするホルモンを作っています。インスリンもその一つです。

 このように膵臓は、外分泌(膵液の分泌)と内分泌(ホルモンの分泌)という二重の役割を担っている臓器であるわけです。

 ● 膵液の成分と働き
 膵液の中には消化酵素として、タンパク質を分解するトリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチターゼなどや、糖分を分解するアミラーゼ、および脂肪を分解するリパーゼなどが含まれています。

 これらの消化酵素は腸管に排出されたのちに、はじめて活性化して酵素作用をあらわします。すなわち胃から十二指腸へ入ってきた食物は、膵液中の酵素をはじめ、そのほかのいろいろな消化酵素の働きでアミノ酸、マルトースなどの二糖類、脂肪酸などに分解されて消化吸収されます。

 ● 膵液分泌のしくみ
 膵液は1日中だらだらと出ているわけではなく、食物の摂取と密接に関係しています。

 神経性分泌
 食物を見たり、においをかいだりすると、脳を介して消化液分泌の刺激が胃や膵臓に伝わります。また食物が胃に入った緊張でも反射的に膵液の分泌が起こります。これらは迷走神経の中枢や末端の刺激によって起こるものです。

 ホルモンによる分泌
 胃腸から出る消化系ホルモンも、膵液分泌に大切な役割を担っています。胃の内容(食物)が十二指腸に入ると、胃液中の塩酸によってセクレチンというホルモンが、またたんぱく質、脂肪、糖質などによってパンクレオザイミンというホルモンが腸壁でつくられます。これらのホルモンは、血管を通じて膵臓に達し、膵液の水分や酵素の分泌を促します。
 
 ● 膵臓ホルモンの働き
 内分泌はランゲルハンス島で営まれます。そこにはアルファ細胞とベータ細胞という二種類の細胞があり、前者はグルカゴン、後者はインスリンというホルモンを出します。これらはいずれも、体内における糖分の代謝に重要な働きをしています。
 



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