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食道の奇形
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 食道は、胎生期に、口の方から下へ入り込んでいく道と、腹の中から上へ伸びていく道とが、途中でうまくつながってできるものですが、これがうまくいかないと、いろいろな奇形ができます。
 極端な場合は、全く食道のないものから、もう少しでつながるというところで止まってしまったものまであります。後者では、よく気管とつながって、気管食道を作ります。ひどいものは治せないそうですが、軽いものは手術のよって治せるそうです。
 奇形の一種に短食道というものがあります。これは先天的なものと後天的のものとがあり、胃は上へつり上がり、一部が胸の中に入り込んでいるものがあります。こういう場合は、胃酸のために、境目に近い食道に強い食道炎や潰瘍を起こしやすく、そのときには手術が必要になります。
 これに似たものに、食道裂孔ヘルニアがあります。これは、純粋には食道の病気ではなく、横隔膜の裂孔部(食道が横隔膜を通り抜ける穴の部分)がゆるいために、寝たり、逆立ちしたりすると、胃の上部が裂孔部を通って胸の中へ滑り出るものです。太った年寄りに多く、よほどひどい場合以外は、ほうっておいても大丈夫のようです。

 
 

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