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糖尿病の治療食といえば、一般には、非常に食品制限の多いもののように考えられているようです。昔は、糖尿が出ないようにするため、ご飯や砂糖、菓子類はもちろん、くだものも甘味の多いブドウやバナナは避け、調味料にみりんを使ってはいけないといった禁忌が療法であるかのように信じられてきました。
しかし実際には、糖尿病の治療食として禁じなけらばならない食品はありません。むしろ、かたよった食べ方をしないで、広範な栄養をとるようにしなければいけないのです。しかし、量の取り過ぎは禁物です。
つまり、食事療法の原則は、生活を営むために必要なカロリーの枠で、栄養のバランスの取れた食事をするということです。といって、朝食か昼食を抜いて、その分を夕食でまとめてとるといったやり方はかえってマイナスです。食事は、毎日決まった時間に、決まった量を取ることが大切です。
ところが、はじめのうちは、この原則を守るのはなかなか難しいものです。2〜3ヶ月は食事療法を守って、からだの調子もよくなってきたのに、なにかの機会に食生活を乱し、病気を悪化させる人も少なくありません。糖尿病をよくコントロールするためには、正しい食事療法を1日も早く自分のものとすることと、おこたりなく定期検査を受けることが必要なのです。
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