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肥満の原因
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 肥満は、食べ過ぎが原因となって起こります。
 
● 食べ過ぎ
 摂取されるカロリーが、消費されるカロリーを上まわるのが食べ過ぎです。
 上まわった分は、糖質、脂肪、タンパク質のいずれも体内で脂肪となって蓄積され、肥満します。大食しても消費されるカロリーが大きければ、肥満は起こりません。あまり多く食べなくても、消費カロリーを上まわれば、これは食べ過ぎで、肥満が起こります。食べ過ぎと大食とは区別して考えなければなりません。
 スポーツマンが運動をやめて、消費するカロリーが減ったのに、これまでの習慣で大食していると、急に太ってくることもよくあります。
 
● 肥満と遺伝
 だいたい同じくらいの身長の人で、仕事の量も、食事の量も同じぐらいなのに、一方はあまり太らず、他方は太ってくるということが確かにあります。
 したがって、肥満には、食べ過ぎのほかに、なにか遺伝的な素因というものが考えられることも確かです。しかし、肥満と遺伝の関係については、今のところ、まだ明らかにはなっていません。
 
● 食欲の調節
 動物はすべて、食欲に応じて食物をとっています。食欲を主として支配しているのは、脳の視床下部にある摂食中枢です。野生の動物では、この中枢が消費カロリーによく順応して食欲を調節しているので、太りもやせもしないのです。
 肥満が起こるのは、家畜と人だけだといわれます。家畜の場合は運動を制限し、濃厚な飼料を与えることによって肥満させることができます。人間の場合は、摂取中枢の支配以外にいろいろの因子によって、食欲が影響されます。したがって食べ過ぎが起こってしまうのです。しかし、なぜある人には食べ過ぎが起こり、ある人には食べ過ぎが起こらないのかは、まだよく分かっていません。
 いずれにせよ、食べ過ぎていないのに、肥満が起こるということはありません。
 

 

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