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上腹部、右季肋部、右の背中などに発作性、または持続性の痛みがあります。その痛みは胆石疝痛発作のように強いこともありますが、鈍痛か疼くような痛みを覚えることが多く、特に食事直後または1〜2時間後に感じます。また、しばしば吐くこともあります。黄だんはあまり起きませんが、起きてもごく軽いものです。単にこのような症状だけで、しだいに忘れるように回復していくことが少なくないのですが、胆汁うっ帯が長く続くと、胆石や胆道炎を合併します。
正常な場合、主として自律神経の働きによって胆道の出口にあるオッディ括約筋が収縮したり開いたりし、それに応じて胆嚢の緊張がゆるんだり収縮したりします。胆嚢内に胆汁がたまったり、腸に排出されたりするのは、このような仕組みによります。この調節機構がうまく働かないで、オッディ括約筋が収縮し過ぎたり、胆嚢の収縮がじゅうぶんに行われなかったりすると、胆汁が胆嚢や胆管にうっ滞します。こうなると、胆石ができやすくなったり、炎症が起きやすくなったりします。このような胆道の運動障害を胆道ジスキネジーと呼びます。
この病気は症状や、胆嚢造影法、十二指腸ゾンデ法検査などによって、緊張亢進性ジスキネジー、運動亢進性ジスキネジー、緊張減退性ジスキネジーに区別されています。
胆道ジスキネジーと、胆石症、胆道炎は互いに原因となり、結果となりながら合併することが多いので、これらを一括して胆嚢症と呼ぶ人もいるようです。
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