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鼠径ヘルニアの症状
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 鼠径ヘルニアは、乳児期に発病するものがほとんどですから、自覚症状は不明ですが、おそらく局所の不快感や時には多少の痛みがあるものと考えられます。
 おむつの交換や入浴をさせる時に母親が鼠径部のはれに気づいて発見されることが多く、これを圧迫して腹腔内に戻すことができれば、ヘルニアといってまず間違いはありません。
 幼児以上のヘルニア出現時には、時には局所の不快感、便秘、食欲不振、腹痛などがありますが、還納(腹腔内にヘルニア内容を戻すこと)すれば症状はなくなります。
 ヘルニアではかんとんという危険な状態が起こります。症状としては、局所のかたい腫りゅう、圧痛のほかに、腹痛、吐き気。腹部膨満、嘔吐などがみられ、進行すればショック状態となります。かんとんが起きたときには、出来るだけ早く専門医の治療を受けなければなりません。
 しばしばヘルニアと間違えて病院を訪れるものに、睾丸水りゅう、精索水りゅうがあります。これは鞘状突起が腹腔に近いほうだけに閉鎖し、睾丸に近いほうが開いていて、ここに水分がたまったものです。この場合は、自覚症状はほとんどありません。



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