直腸、肛門の病気 脱肛(肛門脱・直腸脱)

肛門脱 直腸脱


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脱肛(肛門脱・直腸脱)
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 脱肛は、肛門部の内側から外側に直腸下部の粘膜がかたまりとなって飛び出してくる病気です。その激しい場合には、非常に大きく飛び出してきて、元に戻すことが困難になることもしばしばあります。
 この病気は、痔核(いぼ痔)や痔裂(きれ痔)などとは違って、腸そのものが反転して脱出してくるもので、腸には著しい病変はありません。
 脱肛の種類には、単に肛門部の粘膜が脱出しているだけの肛門脱、肛門より内部の直腸粘膜が脱出してくる直腸脱、肛門脱と直腸脱の合併した肛門直腸脱などがあります。
 脱肛の罹患傾向は、小児や老人、女性に多くみられる病気ですが、成人の男性に起こることがないわけではありません。
 
● 原因
 肛門括約筋の機能が低下していて、それに腹圧をかけると、腸が外に押し出されます。したがって、腹圧を増すような咳(小児の百日ぜきや、老人に多い慢性気管支炎など)、妊娠、あるいは便秘などが、脱肛を促すことになります。
 また、同時に存在するポリープや痔核などが外に出るのにつられて、粘膜が脱出することもあります。
 
● 症状
 腹圧をかけたあとや、排便のあとなどに、肛門部に腸粘膜が飛び出して大きな腫りゅうを形成し、場合によっては疼痛を伴います。
 直腸脱では、脱出した腸の中に腹腔内の腸が入ってくるために、腸管への血液の循環障害などを起こして、危険となる場合もあるようです。
 一般に最初は小さな脱肛で、手で容易に押し込むことができますが、回数を重ねると脱出しやすくなり、また大きくもなって、押し込むことはなかなか困難です。

 


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脱肛(肛門脱・直腸脱)
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