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大腸の後半の部分は、下行結腸からS状結腸を経て直腸へと移行します。つまり、直腸は、大腸の下端、肛門の上方にある約15aの部分です。
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その上半分は骨盤内(女性の場合では膣の後ろ側)で仙骨、尾骨の前側に位置します。直腸の下半分は、内腔が広くなっているため直腸膨大部と呼ばれます。
直腸の働きは、上方の結腸内からぜん動によって下降してきた便を直腸膨大部に一部ためておくことです。
直腸最下端部の内面の壁には、ちょうどきんちゃくの口元を絞ったように縦のひだが何本か走っていますが、これより下の約3aあまりの管状の部分が肛門(肛門管)です。
肛門管は、上から3分の1の付近で直腸の粘膜が肛門の皮膚に移行しています(移行部は、波形の境として見えるので歯状線と呼ばれる)。この皮膚は、外から見える肛門口まで続いており、薄く柔らかく、伸展性に富んでいます。そのため、排便の際、かなり太い便柱でも通過することができますが、あまりかたい大きなふん塊が押し出されると裂けて痔裂(きれ痔)を生じます。なお、この部分の皮膚は、体表の皮膚と違って毛は生えておらず、汗を出す汗腺もありません。
直腸と肛門の境い目付近の粘膜下には、細い静脈が網の目状に走っています(静脈叢)。この静脈叢が何らかの原因でうっ血すると痔核(いぼ痔)の発生を促します。
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