ビタミンC欠乏症 壊血病

ビタミンC 皮膚の美容

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★ ビタミンC欠乏症=壊血病

 ビタミンCについて
 ビタミンCは水溶性で、酸味をもっている。

@ 結合織の生成
 Cは結合織の成分であるコラーゲンの生成に必要であるから、Cが欠乏すると結合織の支持組織がもろくなり、骨、歯に変化が起こり、また毛細管も弱くなって出血しやすくなり、壊血病となる。
A 皮膚の美容
 Cは皮膚の色素であるメラニンの生成に関係がある。メラニンが増加すれば皮膚が黒くなるが、Cはこのメラニンの生成をおさえ、メラニンを漂白する作用があるといわれているので、最近Cを皮膚の美容の目的で使用することがある。

 
壊血病とは
@ Cの欠乏でおこる壊血病は、長いあいだ生野菜や果物を摂取できない航海者や探検家にみられた。
A レモンに、Cが豊富に含まれていることが分かり、壊血病をふせぐことができるようになった。
B わが国では、Cを豊富に含む有色野菜やミカン、緑茶(紅茶は含まない)などに恵まれているので、昔から壊血病は少ない。

C 乳児に起こるC欠乏症を、メーレルバロウ病といい、5〜12ヶ月の人工栄養児に起こる。
 牛乳や練乳は、母乳に比べてCの含有量が低く、また煮沸することによって破壊されるためであるが、最近では果汁、野菜汁、C強化食品などの利用で、この病気もほとんどみられなくなった。

 
症状・経過
@ 皮膚に点状出血
 初期には倦怠感、作業能力の低下などがあり、ついで皮膚蒼白となり、皮膚に点状出血を見るようになる。
A 口内炎
 進行すると、皮膚の出血も大きくなり、筋肉内、関節内などにも出血する。また歯ぐきから出血し、歯ぐきがはれて、歯がガタガタになって口内炎をおこす。
B メーレルバロウ病
 乳児は蒼白となり、食欲不振、発育停止をきたす。四肢骨膜に出血して、はれて痛むために、運動は制限され、おむつの取り換えなどで四肢にふれると、痛みのために泣く。
 その他は壊血病と同じような出血傾向がみられる。

 
治療・予防
 C剤とともに、Cに富む食品を与えれば、数日〜十数日以内に回復する。

@ 薬剤
 軽症では、C剤を1日100_c、重症では500_cまたはそれ以上を内服、または注射する。
A Cに富む食品
 ダイコン、ホウレンソウ、キャベツ、もやし、オレンジ、レモン、ミカン、イチゴ、トマト、緑茶などをとる。
 Cは不安定で破壊しやすいので、野菜などをゆでるときは、冷水からゆでないで、熱湯にさっとくぐらせるようにする。
 ミキサーで長く撹拌していると破壊される。
B 人工栄養児では、Cが欠乏しやすいから、果汁や総合ビタミン液などをともに与えるようにするとよい。
 



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