口腔がん 悪性腫瘍

乳頭腫 白板症

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 がんとは生体にできる悪性腫瘍(しゅよう)。癌腫と肉腫の総称です。なんらかの原因で臓器などの細胞が無制限に増殖するようになり、周囲の組織を侵し、他へも転移して障害をもたらし、放置すれば生命をも奪うまでに増殖する病気で、狭義には、癌腫のみをさします。
 がん腫=皮膚の表皮、消化管の粘膜、肝臓といった上皮性細胞から生じた悪性腫瘍(しゅよう)。癌化した細胞が増殖・浸潤・転移し、進行すると疼痛が激しく、全身状態が悪化します。発生部位により、胃癌・肺癌・乳癌などとよびます。早期に発見することががんの治療の上で最善の方法ですから、何の症状がなくとても年に1〜2回のがんの検診を受けることをおすすめします。

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口腔がん
 口腔に発生する悪性腫瘍を口腔がんといいます。発生頻度は人種によって多少違いますが、日本の場合はがん全体の約2%といわれています。口腔がんの多くはがん腫で、肉腫との割合はおよそ8.5対1です。肉腫の場合は男女差がなく、年齢的にも特徴がありませんが、がん腫の場合は男性のほうがやや多く、年齢的には40歳以上の人が多くなっています。
 がん腫が発生しやすい場所は、上顎および下顎の歯肉と舌ですが、口蓋、唇、ほほ、口底、口峡(口腔と咽頭の間の狭窄部)などにもできます。肉腫は顎骨の中にもできます。

 ● 症状
 以前からあった乳頭腫や白板症(ロイコブラキア)ががんに変わることもありますが、最初からがんで、なんでもないところにしこり、こぶ、あるいは潰瘍をつくるものの方が良いようです。しこりやこぶが小さいうちは、ほとんど症状がないので発見が遅れがちになります。潰瘍の場合には発見が早くから飲食物がしみるなどの症状があります。
 がんが進行すると大きなしこりとなりますが、表面に潰瘍ができることが多く、しみたり、痛んだり、出血したりします。また、早期に顎下部や首のリンパ節に転移がんを作り、さらにいろいろな臓器に転移します。

 ● 診断
 口腔がんは直接見えますし、触診もできるので、専門医であれば診断はそれほど難しいものではありません。しかし確定的な診断をするためには、やはりX線写真、細胞診や組織診などの検査が必要です。
 がんをできるだけ早く発見するためには、6カ月に一回ぐらいの割合で口腔の検診を受けることが望まれます。またなおりにくいしこりや潰瘍に気づいたとき、あるははっきりした原因がないのに歯がゆるみはじめたり、今まで使っていた入れ歯の具合が悪くなったりした時は、専門医の診断を受ける必要があります。
 乳頭腫や白板症などがある人は、特にその経過に注意することが大切です。

 ● 治療
 場所、大きさ、広がり、転移の有無、がんの性質、患者の全身状態などを検討して治療方針が決められます。
 手術の場合には、原発巣の切除と頸部廓清術を一緒にすることが多いようです。
 

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