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本態性のものでは、このような特徴がはっきりしていますが、症候性のものでは間欠期にも弱い持続的な痛みや異常感がみられることがあります。このことが鑑別に大変役立つそうです。
発作時の痛みはきわめて強く耐えがたいもので、発作中はしゃべることも、唾液を呑み込むこともできないほどです。 |
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痛みの内容は、刃物で切られるような、電気が通じたような、引き裂かれるような、などさまざまです。痛みは顔の一定の部位から始まり、一方の方向に放散するのがふつうです。三叉神経は脳から出てまもなく眼神経(第一枝)、上顎神経(第二枝)、下顎神経(第三枝)の三本に分かれ、皮膚や粘膜に分布して、それぞれの部分をつかさどっています。三叉神経では、これらの各枝に沿って痛みがみられるのですが、このうちでも第二、第三枝によく起こります。多くは一つの枝に限局しているのですが、ときには二つの枝にまたがって、痛み発作のみられる時があります。両側に起こることはまれ(約7%)で、大部分は一側性です。左右では右の方が一般に多いようです。
痛みが強いときには、本来三叉神経の支配領域とは異なる後頭部や肩、舌や口蓋の部分にまで広がることがあります。発作の終わりに痛みのある側で顔が紅潮したり、涙が出たり、汗をかいたりすることがありますが、この症状はそれほどはっきりあらわれないことが多いのです。発作は自然に起こるのですが、時には誘因がはっきりしていることがあります。食事をしたり、顔に軽く触れたり、風があたったり、話をしたりすることで発作が誘発されます。発作を起こしやすいときには、これらの誘因がわずか加わるだけで激痛が起こるので、患者はできるだけ刺激を避けるようにし、過度に神経質になります。発作がないときでも、神経痛の起こっている側には触れないように気を配っているもので、ひげをそるとき患側だけはそのままにしておくことさえあるようです。
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